NTT研究所では、赤ちゃんがことばを習得していく仕組みの解明をめざし、名詞や動詞の学習メカニズム、語彙爆発の仕組み、言語発達の遅れなどについて科学的調査を進めています。
またこころの発達についても同様に研究を進めており、親からの声かけが子どもの感情発達に与える影響の調査や、分かりづらい幼児期の子どもの気持ちを見える化するためのツール開発などに取り組んでいます。
パーソナルちいくえほんは、これらの研究から得られた科学的エビデンスを用いて、一人ひとりにカスタマイズした絵本をつくっています。
『すきなもの』の絵本では、赤ちゃんが早く言えることばというデータを用いています。
赤ちゃんは、どんなことばから話しはじめるのか。生き物だったら?食べ物だったら?またどれくらいの月齢で?
そんなデータが、NTT研究所には2,000語以上も蓄積されています。
このデータを用いて、お子さまの現在の発話状態から、次に話せそうなことばをイラストと一緒に絵本に登場させるのが『すきなもの』の仕掛けです。
※NTT研究所調べによる統計結果。実際の発育には個人差があります。
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イラストが並んだページで「この食べ物はなにかな?」などゆびさし遊びをしながら、ぜひお子さまとのコミュニケーションを楽しんでください。
おはなし好きなお子さまに育つことを緩やかに応援します。
『たくさんのきもち』では幼児がよく使う気持ちのことば(感情語)が50個登場します。
これは3-5歳の子どもが「普段どんな感情語を使っているか」を多くの保護者の方に評価してもらい、得られたデータです。普段使うことばといっても、例えば一組の親子が日常的に使うことばはどうしても限定的になりがちです。絵本を通してお子さまにとっての非日常的なことば、新しいことばと出会うことで、よりさまざまな感情を学ぶことができます。
※NTT研究所調べによる統計結果。実際の発育には個人差があります。
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さまざまな感情語と出会うことは、お子さまの心に起こる正体不明の気持ちに名前をつけることにつながります。
お子さまが自分の気持ちに名前をつけて、相手に伝えられるように後押しするのが『たくさんのきもち』です。
赤ちゃんにとって理解しやすいことばでつづられた絵本は、きっと赤ちゃんの絵本への興味を高めてくれます。